職場のWindowsサーバでGoogleDriveを使用しています。
GoogleDriveアプリはWindowsからログオフするとGドライブへのアクセスも出来なくなります。
Windowsサーバにログオンしたままにしておく必要があります。
今回、GoogleDriveアプリをサービス化することで
この問題を解消したいと思います。
1.環境
OS:WindowsServer2019 Datacenter
GoogleDriveアプリ:ver51.0.9.0
2.GoogleDriveアプリのインストール
GoogleDriveSetup.exe
をWクリック。




GoogleドライブにログインするとGドライブが見えるようになります。
2.GoogleDriveの設定変更
サービスとして起動するGoogleDriveアプリと
既存のGoogleDriveアプリが2重で起動しないように、
既存のGoogleDriveアプリを起動しないようにします。
システム起動時にGoogleドライブを開始する
のチェックを外して保存。

3.GoogleDriveの停止
既存のGoogleDriveアプリを停止します。
タスクマネージャより、
GoogleDriveFS.exeのプロセスツリーを停止する。
一旦Gドライブは見えなくなります。

4.GoogleDriveFS.exeのサービス化
GoogleDriveFS.exeのWindowsサービス化には
フリーソフトのsexeを使用します。
sexe
https://www.nanshiki.co.jp/software/sexe.html
sexe64jp012.zipをダウンロード
C:\GDtest\ にsexe64jp012を展開
sexe64.exe をWクリックで起動

ファイル
C:\Program Files\Google\Drive File Stream\51.0.9.0\GoogleDriveFS.exe
でサービス登録する。

GoogleDriveFSサービス>ログオン
ローカルシステムアカウントから
.\Administartor
に変更する。

自動にしてサービス開始。

5.テスト用copyタスクの登録
タスクスケジューラより、
copy.bat を時間起動するようにタスクを登録する。
時刻はサーバー再起動をして起動後の時間に設定する。
copy.batの中身
copy C:\GDtest\bat\test.txt G:\マイドライブ\TEST >> C:\GDtest\bat\copy.log 2>&1

6.GoogleDriveサービス化稼働確認テスト
GoogleDriveはログインするとGドライブに接続されてしまうので、
稼働確認はログインせずに行います。
Windows2019サーバ再起動
shutdown -r -t 0

サーバにログオンしないままで、
他端末よりGoogleDriveの
マイドライブ\TEST
の状態をWEB確認する。
タスクスケジューラで設定した時刻にtest.txtがGドライブにアップされていることを確認する。


GoogleDriveFS.exeがWindows2019サーバで見事にサービス化できることが確認できました。
しかし、課題として
・GoogleDriveFS.exeは自動バージョンアップでexeのパスが毎回変わる。
使用上の注意として
・ログイン用ユーザのパスワードを固定にする必要がある
という事が挙げられます。
実運用での使用は難しそうです。